2020年6月24日

第74回ウエストン祭記念品のご案内

第74回ウエストン祭が6月7日に日本山岳会信濃支部の皆様の御尽力で、小規模に開催されたことは以前のブログに書きましたが・・・

例年現地で販売されている記念品が、今年は通信販売または日本山岳会の本部事務所(市ヶ谷)、それから山研にて購入できることになりました。

・通信販売の詳細はこちら(日本山岳会のお知らせページ)をご覧ください。
・日本山岳会の本部事務所への行き方は、こちら
(1セット1000円、通信販売の場合は送料と郵便振替の手数料をご負担くださいませ)

さてさて、今年の記念品は、手ぬぐい(針ノ木雪渓)と木製のブローチ(ミヤマスミレ)。

手作りの温もりが伝わってくる、お花のブローチが私のお気に入り。

歴代のブローチたち、あつまれ〜!!
ブローチのお花畑や〜

このブローチ、どうやって作ってるんだろうと以前から気になっていたんですが、板をお花の形に切って、一つ一つ掘って色つけているんだそう。大事につかわなくっちゃ。
写真では綺麗な色がお伝えしづらいのですが、帽子やバッグにつけるとかわいい!

針ノ木雪渓の手ぬぐい。ぜひお手に取って見ていただきたいです。ピッケルをもって歩いている姿まで丁寧に描かれています。


ところで皆さん・・、手ぬぐいって何に使ってますか・・・?

私は実は、手ぬぐいって買うのはいいけど、ちょっと持て余してたんですよね。
トイレにいっても手洗い2秒&ペッペって水飛ばしておしまい、だから持ち歩かないし(唐突にばっちぃ告白)

今年はそうも言ってられないので汗拭きやら手拭きやらに活用しようと思いますが。

というわけで、手ぬぐい大好き♡とおっしゃる事務局のYさんにオススメの使い方を教えてもらいました!それは、

「洗顔の際に、よーくあわ立てた石鹸の泡を顔にのせて、ていねいに手ぬぐいでなでて洗う」

だそう。

そうおっしゃるYさんのお肌は、マスクをしてても伝わる肌理細かさで説得力はんぱなし・・。やる、絶対。

記念品は数に限りがありますので、お早めにどうぞ〜。

山研委員 わだこ記

2020年6月23日

雪解けから、ニリンソウの季節へ

山研は、山岳「研究所」ですので、気象観測や水力発電など、委員が手探りではありますが、各自課題をもち、研究に取り組んでいます。

最近始めた一つの活動に、植物カメラによる定点観測があります。
一定期間で写真を撮って、雪解けの様子や花が咲く様子を記録しています。

その写真たちを一連の動画に古野委員がまとめてくださいましたので、ぜひご覧ください。
上高地の住人たちによる、小さな物語です。

(写真をクリックするとYoutubeにとびます)




山研委員・わだこ記

2020年6月21日

開所しております&6月22日より、利用受付開始します(利用は7月15日から)

県外移動の自粛が解除され、梅雨の谷間のような晴天のうれしいうれしい週末に、山研ヘ行って清掃や修繕作業を行ってまいりました。

ワックスがけ〜、の前に、水拭きぞうきんがけ。
禅寺の小僧さんの気持ちでがんばりまーす。



裏のオイルタンクも錆を落とし、錆予防のペンキで塗装しました。
去年から修繕課題にあがっていたものの、なかなか機会と時間がなかったので、やっとできてよかったです。




休憩中おしゃべりをしていたら、山研の住人・青大将が挨拶にきてくれましたよ。



さてさて、以前ご案内しましたように、山研はいよいよ6月22日正午より、皆様のご利用予約を受付開始します。(ご利用開始は7月15日から)

ご連絡先や詳細につきましては、予約状況・予約方法のページをご参照ください。


山研委員 わだこ記

2020年6月14日

山研の裏にワスレナグサ(勿忘草)が咲きました。
雨に濡れた小さな花が綺麗です。

2020年6月11日

*6月11日更新* 山研利用開始のお知らせ

6/11更新:山研利用開始のお知らせ】

山岳研究所運営委員会は、7月15日より下記の通り、皆様のご利用の受付を開始することを決定いたしました。
会員の皆様には、大変長らくお待たせいたしました。

利用受け入れにあたり、管理人・山研委員会が一丸となり、新型コロナウイルス感染防止のための対策を十分に考慮し講じて参ります。
利用者の皆様にはご負担をおかけしますが、下記ご留意の上ご予約ください。


<受け入れについて>
利用できるのは以下の2室で相部屋利用はしませんので、1日2グループまでです。
・梓(10畳)・・・4名までの1グループ
・穂高(8畳)・・・3名までの1グループ

1グループ5名以上で利用希望の場合は2室を貸切り利用可能とします(最大10名まで)
完全予約・先着順です

<予約方法>
6月22日(月)正午より、お電話・FAXまたはメールにて受け付けます。
電話/FAX0263-95-2533 または、sanken@po.mcci.or.jp へご連絡ください。
(担当:山研管理人 山田和人)
なお、管理人1名で運営をしております。不在中等電話に出られないこともございますので、その場合はお手数ですが時間をおいておかけ直しください。

ご参考:予約状況カレンダー・予約方法をご確認ください。

*滞在中は、飲食・就寝時を除き、マスクの着用をお願いいたします。
*利用前の2週間以内に、①本人・同居者に海外渡航歴がないこと、②37.5度以上の発熱がないこと、③咳などの肺炎と思しき症状がないこと、を利用条件といたします。
*利用時は寝袋をご持参ください。(敷布団・枕はご提供します)
*その他、現地では管理人の指示に従って安全な行動へのご協力をお願いいたします。

皆様のご来所をお待ち申し上げております。

山岳研究所運営委員会


2020年6月8日

第74回ウエストン祭が開催されました

6月の第一日曜日は毎年ウエストン祭が開催される日です。

今年は、感染症拡大予防のためにありとあらゆる行事が中止となりましたが、このウエストン祭も例にもれず開催見合わせ、となりました。

私がこうして山研や上高地に関わらせていただくきっかけのはウエストン祭(と、その前日の徳本峠越え)でしたし、今年はあの人がゲスト・・なんて噂も聞いていたので中止の報は本当にさびしかったです・・

しかしながら、日本山岳会信濃支部の皆さんが、小規模ながらウエストン祭を開催されたとのこと。
くわしくは、信濃毎日新聞の記事






**写真は、山研を代表して参加された新・管理人山田さんに頂戴しました。

今年のWith コロナとかAfterコロナなんて中途半端な英語でごまかしてんじゃないよヽ(`Д´#)ノ 

「新しい生活様式」なんて押し付けてくるんじゃないよヾ(*`Д´*)ノ"、生活様式は自分で選ぶもんじゃろが!!、

と何もかもがもどかしく思えてクサクサしていた私には、信濃支部の皆さんが、新しい形を模索され、小規模ながらもこうしてウエストン祭を執り行い、伝統をつないでくださったことを、何より嬉しく感じました。


最後に、日本山岳会 古野淳会長の祝辞を掲載いたします。
(古野会長は都内からの参列が難しかったため、祝辞を寄せられました)


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このたびは第七四回ウエストン祭の開催を心よりお慶び申し上げます。戦後の混乱期から一度も中止することなく、今年は、新型コロナウイルス感染拡大の困難な状況の中、小規模にでもまずは開催できたことをうれしく思うと同時に、信濃支部をはじめとする上高地関係各位の皆様の努力に感謝いたします。 一九〇五年に創立いたしました日本山岳会は、この上高地の地から始まったと言っても過言ではなく、日本に近代登山を伝えた私たちの恩師であるウオルター・ウエストン氏をはじめ、たくさんの先輩方に、私たちが今日楽しく安全に登山を楽しめるようになった感謝の気持ちを本日お伝えいたしたいと思います。 英国から日本に伝わった登山文化ですが、上高地から自然保護の精神が全国に伝わり、日本人が独自に発展させていった登山文化の精神を忘れることなく、次の世代に伝えていくことが会員の総意であることをお伝えさせていただきたいと思います。

本日は、七四年目のウエストン祭まことにおめでとうございます。 

公益社団法人日本山岳会 会長 古野 淳



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山研委員 わだこ記