2020年6月8日

第74回ウエストン祭が開催されました

6月の第一日曜日は毎年ウエストン祭が開催される日です。

今年は、感染症拡大予防のためにありとあらゆる行事が中止となりましたが、このウエストン祭も例にもれず開催見合わせ、となりました。

私がこうして山研や上高地に関わらせていただくきっかけのはウエストン祭(と、その前日の徳本峠越え)でしたし、今年はあの人がゲスト・・なんて噂も聞いていたので中止の報は本当にさびしかったです・・

しかしながら、日本山岳会信濃支部の皆さんが、小規模ながらウエストン祭を開催されたとのこと。
くわしくは、信濃毎日新聞の記事






**写真は、山研を代表して参加された新・管理人山田さんに頂戴しました。

今年のWith コロナとかAfterコロナなんて中途半端な英語でごまかしてんじゃないよヽ(`Д´#)ノ 

「新しい生活様式」なんて押し付けてくるんじゃないよヾ(*`Д´*)ノ"、生活様式は自分で選ぶもんじゃろが!!、

と何もかもがもどかしく思えてクサクサしていた私には、信濃支部の皆さんが、新しい形を模索され、小規模ながらもこうしてウエストン祭を執り行い、伝統をつないでくださったことを、何より嬉しく感じました。


最後に、日本山岳会 古野淳会長の祝辞を掲載いたします。
(古野会長は都内からの参列が難しかったため、祝辞を寄せられました)


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このたびは第七四回ウエストン祭の開催を心よりお慶び申し上げます。戦後の混乱期から一度も中止することなく、今年は、新型コロナウイルス感染拡大の困難な状況の中、小規模にでもまずは開催できたことをうれしく思うと同時に、信濃支部をはじめとする上高地関係各位の皆様の努力に感謝いたします。 一九〇五年に創立いたしました日本山岳会は、この上高地の地から始まったと言っても過言ではなく、日本に近代登山を伝えた私たちの恩師であるウオルター・ウエストン氏をはじめ、たくさんの先輩方に、私たちが今日楽しく安全に登山を楽しめるようになった感謝の気持ちを本日お伝えいたしたいと思います。 英国から日本に伝わった登山文化ですが、上高地から自然保護の精神が全国に伝わり、日本人が独自に発展させていった登山文化の精神を忘れることなく、次の世代に伝えていくことが会員の総意であることをお伝えさせていただきたいと思います。

本日は、七四年目のウエストン祭まことにおめでとうございます。 

公益社団法人日本山岳会 会長 古野 淳



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山研委員 わだこ記

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