山研を毎年利用している会員ご家族が今年も2泊3日で滞在され、
高校1年生の息子さんが野鳥情報をまとめてくださいましたのでご紹介します!
そう簡単には見つけられない鳥たちを撮影した写真のクオリティーの高さに驚かされます。
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8月は野鳥が見にくい時期です。
旅鳥や冬鳥(カモ類など)が渡来するにはまだ早い時期です。
春には求愛のために高い梢でさえずっていた夏鳥や留鳥は、繁殖の最終盤です。
親鳥は、幼鳥が独り立ちして、天敵の脅威がなくなるまで、静かにしています。
しかし、巣立ちした幼鳥を見るのには、この時期が最適です。
幼鳥は警戒心が弱いので、近距離で観察がしやすいです。
今日もオオルリの幼鳥やキセキレイの幼鳥、コサメビタキの幼鳥が観察できました。
小梨平で出会ったカラ類の混群の中には、ヒガラの幼鳥やコゲラ、コガラ、メボソムシクイがいました。
他にも、岳沢湿原にはウソ、ホシガラスの鳴き声が響いていました。
チョウセンゴヨウの実を食べるホシガラス(岳沢湿原)
キセキレイ(小梨平)
オオルリ幼鳥と思われる(山研近く)
下界で鳥が見られずに寂しい思いをしている野鳥観察者は、
上高地に来ると、思わぬ出会いがあるかもしれません。
この時期は蝶が多く観察できる。逆八模様が名前の由来のサカハチチョウ(山研近く)
高校1年 亀岡