2018年6月24日

さんけんゴミ処理のススメ

山研ではご利用の会員の皆様にお一人一泊100円を生ゴミ処理代としていただいています。
しかしながら、すべてのゴミをお預かりすることはできません。
ビン・缶・ペットボトル・段ボールはお持ち帰りいただいています。


炊事で出たゴミについては山研で処理いたしますので、ゴミの分別にご協力ください。


上高地はいつも美しく、気の知れた仲間、家族と過ごす夜はこの上なく楽しく、貴重な時間です。だからこそ、上高地という特別な場所でのゴミの取り扱いについて考えてみましょう。

◎沢渡まで入るとゴミを捨てられる場所はありません。もちろん、上高地内もありません。
◎食材を宅配便で送られる場合、その量は多すぎていませんか?
   残った場合、持ち帰ることを考慮していますか?その段ボールについても考慮していますか?
◎お酒のビン・缶を持ち帰る用意をしていますか?
◎ゴミが少なくなるように、外装を外すなどの工夫をしてみましょう。


山研の使い方、正直、面倒に思われることも沢山あります。でも1~2回ご利用いただければ、楽しく過ごせるコツはすぐに掴めます。
ご不安に思われることがありましたら、お気軽に山研委員会または管理人にお問い合わせください。会員の皆様のご利用心からお待ちしています。

山研委員 山下

2018年6月22日

今日の明神岳

雨上がりの快晴。
植物たちも、サルたちも元気いっぱいです。
山研委員 山下

2018年6月21日

今日の穂高岳

西穂丸山から穂高連峰。だんだん晴れてきました。
山研委員 山下

2018年6月20日

スケッチノススメ-上高地の優雅な過ごし方

先日、上高地にいったときのことです。
山形大学OGKさんもスケッチクラブの活動でちょうど上高地にいらっしゃったので、お昼をご一緒させていただくことになりました。

訪ねたのは、白樺荘のレストラン。
洗練されたテラス席がまるで南仏リゾートのよう♡、と、通りかかるたびに思っていたのでいつか行ってみたかったのです。

パラソルの下で穂高を眺めながら、おいしいランチ。
あぁ、なんて贅沢なんでしょう。


食後、お話をしていたら、Kさんがおもむろに、画用紙と画材を取り出し、描いてみる?と。

「え」

小さい頃から、とにかく絵に苦手意識が強い私は、固まりました。

が、Kさんが下手でいいのよ!と背中を押してくださったので描いてみることに。
(なお、席を待っているお客さんがいないことを確認し、レストランの方に許可を得て長居しております)

まずは、自分が描きたいと思う範囲を決めます。大きくとらえて、どんどん描いちゃうのがコツ、とのこと。
なるほど。。とはいえ、分かっていても、ちまちまと細部にこだわってしまう。。

スケッチしている間は、とにかく無心になって山をよ~く観察しているので、今までにないくらい山とじっくり向き合えた気がしました。

で、何度かトライした後の私のスケッチです。Kさんにずいぶん助けていただいて形になりました。テーマは、「いつか歩いてみたいなジャンダルム」




紙とペンだけでできるので、次に山に行ったらやってみようかな?(色は下山してからつければOK!)

スケッチ、とっても楽しくておすすめです。だまされたと思ってやってみてね!

新米山研委員わだこ・記


2018年6月9日

今日の岳沢湿原〜レンゲツツジが満開です〜

岳沢湿原でレンゲツツジが開花しています。



今日は穂高も見えています。



新緑はもう少しで六百山の上部に到達。



今日はカモも見当たらず、水は静かに流れます。




足元にはマイヅルソウ。



初夏の雰囲気漂う、梅雨の晴れ間の上高地です。(元川)



2018年6月5日

第72回ウエストン祭に参加しました

6月3日に上高地でこれ以上にないというくらいの晴天のもと、第72回ウエストン祭が日本山岳会信濃支部主催で開催されました。参加してまいりましたので、その様子をご報告します。

日本山岳会・小林会長の挨拶に始まり、


安曇小学校の児童の皆さんが、恒例の「ウエストンの歌」「エーデルワイス」(リコーダー演奏)などを発表してくれました。澄んだ声が上高地に響きます。私がウエストン祭で一番楽しみにしている時間です。


今年の記念講演は、山岳ジャーナリストの菊地俊朗氏による「地元目線で見た上高地」。
「槍ヶ岳とともに 穂苅家三代と山荘物語」他、著書が多数あり、上高地の歴史や事情に精通していらっしゃいます。テーマの通り、江戸時代から現代の上高地が抱える問題など、多面的にお話しくださいました。




ところで、ウエストン祭に参加したら、ぜひ記念品を買いましょう!

手ぬぐいと木彫りのお花のブローチのセット(1000円)になっていて、会場や、朝は河童橋の近くで信濃支部のみなさんが販売してくださっています。

今年の手ぬぐいは、穂高。かっこいいデザインに一目惚れです。

木彫りのブローチも。一つ一つ手作りなんですって!今年のお花はトモエソウです。先輩の真似っこをして帽子につけてみました。とーーーってもお気に入り。帽子に黄色が映えるでしょう??



こちらが、式典会場にあるウエストンのレリーフ。




この記念品とともにいただいた紙にウエストン祭の起こりの説明が書いてありましたので、少しご紹介したいと思います。

1937年8月、最初のレリーフが、ウエストンの功績を讃えて日本山岳会の発案で取り付けられます。
しかし、その僅か5年後の1942年、太平洋戦争のさなかで敵対国イギリスの登山家の像は、軍の圧力により取り外しを余儀なくされました。12月の雪の中取り外され、その後は当時虎ノ門にあった山岳会ルームに保管されていましたが、1945年の東京大空襲で一部焼損してしまいました。
なんだか、当たり前のように存在しているので、いつもレリーフを素通りしてしまっていましたが・・・。受難の歴史があったのですね。
上高地の厳しい自然に耐え、いつも山へ向かう私たちを見守ってくれているウエストン。

そのレリーフが上高地に戻ったのは終戦後の1947年6月14日のことです。
そして、この復旧式が現在のウエストン祭の起こりなのだそうです。この時から、現在に到るまで毎年恒例となった記念講演が始まったとのこと。
現在の形で徳本峠越えに続き6月の第1日曜日の10時に碑前祭が行われるように定まったのは、奇しくもウエストン生誕からちょうど100年がたった1961年(第15回)のことでした。

なお、ここではかなりざっくりとご紹介しましたが、日本山岳会及び信濃支部のあゆみと重なる部分も多くあり大変興味深い内容です。ご関心のある方は、ぜひ信濃支部へお問い合わせいただければと思います。


新米山研委員 わだこ記

2018年6月4日

飛騨新道を歩いてきました

先月末5月29日に飛騨新道から蝶が岳に登ってきました。

松本平から三郷スカイライン、鍋冠林道、冷沢用水から登山道です。北アルプス1、2を争うマイナールートだと思っていましたが、道幅もあり、よく整備された素敵な登山道でした。北アルプスの稜線までこの楽ちんな傾斜で登れてしまうところはそうないと思います。

この飛騨新道は三郷小倉村から大滝山を経て上高地、そして飛騨へ向かう牛馬も通行できる峠道だったそうです。播隆上人もこの飛騨新道を経て槍ヶ岳に初登頂しています。ただ、飢饉や道の損傷などで使われていたのはたった26年ほどだそう。意外にも立派な道である理由はこのようなことらしいです。
薄曇りの一日。槍穂の稜線が綺麗でした。蝶が岳ヒュッテのトイレの「流さないでね」サインがとってもかわいかったのでパチリ。


私は車の都合で三股に下山してしまいましたが、正統派JAC会員の皆さんは、上高地に下山。さんけんに遊びに来てくださいね。

見習い山研委員 山下