一昨日の夜から降り続いていた雨は、
稜線では雪になっていました。
穂高、初冠雪です。
昨日は雨が止んでもなかなか稜線が出ませんでしたが
今朝はようやくすっきりと晴れました。
6時の気温は3℃ほど。
それでもやはり今年の秋は暖かいなという印象です。
上高地はこれからカラマツの黄葉が見ごろになります。
沢渡あたりの梓川渓谷の紅葉も綺麗に色づき始めています。
山研は今週末に閉所作業を行います。
元川
2019年10月23日
2019年10月5日
水力発電復旧大作戦
われらが「山研」は、山岳研究所の略です。
日本山岳会の会員の皆様の利用以外にも、善六沢を水源とした水力発電や気象データの収集などの研究に取り組んでいます。
水力発電は、流れる水の高低差を利用して発電をするわけですが、実際に山研で何が行われているかというと・・・
山研の裏にあるミニ水力発電実験棟に、
モニターに発電量が表示されました!
1kwの発電量があることがわかります。
で、山研に戻ると、お、電気がついた〜!
と、超ざっくりいうと、こんな感じです。
仕組みはいたってシンプルなのですね。
しかし・・・
今年は大雨や台風のせいで善六沢の水量が増して土砂が流れ込み、パイプが詰まってしまいました。
で、最終的には水が来なくなってしまい・・・
これは大変だ、ということで9月のとある日に、復旧大作戦が決行されたのです!!
というわけで、その様子をレポートします。
善六沢の取水口へ、いざ出発!
(*以下、頭の中に中島みゆき「地上の星」(プロジェクトX主題歌)を流してご覧ください。風のなかのす〜ばる〜)
先頭を行くのはミニ水力発電委員長のSさん。
(砂の中の銀河〜)
どんどん進みます。
Sさんが持っているのは、新しくつけるパイプ。(みんな何処へ行った〜以下略。)
で、20分くらい登ると取水口につきます。
ドラム缶に水が来ていないことを確認。やはり、パイプが詰まっているようです。
なので、沢の上部に上がり、パイプの状況を確認してみます。
沢に入って、合計6本のパイプを1本ずつ覗いてみる、と。
写真だとなんてことないように見えるかもしれませんけど・・水が冷たくて過酷な作業なんです・・。
土砂がパイプに入らないようにするにはどうしたらいいんだろう?ということで、取水の位置を微調整しました。この写真はパイプを引き上げているところ。
このように、土砂が溜まりづらい位置にパイプの先を移動して固定しました。
冷たい水とパイプ(というか、ホースw)と格闘すること数時間・・・
わーい、水が通りました!!
というか、ぎゃーーー、勢い良すぎてドラムから溢れまくっています😂
山研委員わだこ記
日本山岳会の会員の皆様の利用以外にも、善六沢を水源とした水力発電や気象データの収集などの研究に取り組んでいます。
水力発電は、流れる水の高低差を利用して発電をするわけですが、実際に山研で何が行われているかというと・・・
山研の裏にあるミニ水力発電実験棟に、
善六沢から水を引いてきて、ペルトン水車に流すと・・・
(水車がぐるんぐるんと動いています)
モニターに発電量が表示されました!
1kwの発電量があることがわかります。
で、山研に戻ると、お、電気がついた〜!
と、超ざっくりいうと、こんな感じです。
仕組みはいたってシンプルなのですね。
しかし・・・
今年は大雨や台風のせいで善六沢の水量が増して土砂が流れ込み、パイプが詰まってしまいました。
で、最終的には水が来なくなってしまい・・・
これは大変だ、ということで9月のとある日に、復旧大作戦が決行されたのです!!
というわけで、その様子をレポートします。
善六沢の取水口へ、いざ出発!
(*以下、頭の中に中島みゆき「地上の星」(プロジェクトX主題歌)を流してご覧ください。風のなかのす〜ばる〜)
先頭を行くのはミニ水力発電委員長のSさん。
(砂の中の銀河〜)
どんどん進みます。
Sさんが持っているのは、新しくつけるパイプ。(みんな何処へ行った〜以下略。)
で、20分くらい登ると取水口につきます。
ドラム缶に水が来ていないことを確認。やはり、パイプが詰まっているようです。
なので、沢の上部に上がり、パイプの状況を確認してみます。
沢に入って、合計6本のパイプを1本ずつ覗いてみる、と。
写真だとなんてことないように見えるかもしれませんけど・・水が冷たくて過酷な作業なんです・・。
土砂がパイプに入らないようにするにはどうしたらいいんだろう?ということで、取水の位置を微調整しました。この写真はパイプを引き上げているところ。
このように、土砂が溜まりづらい位置にパイプの先を移動して固定しました。
わーい、水が通りました!!
というか、ぎゃーーー、勢い良すぎてドラムから溢れまくっています😂
最終的にはこのように落ち着きました。
以上、復旧作業をお届けしました。
水力発電は、先輩方の専門技術と苦心によって成り立っていることが身にしみてわかりました・・
大変ではありますが、みんなで知恵を出し合いながら安定した水力発電を目指す一連の作業は、刻々と変わる自然(善六沢)に向き合い、その恵みをいただくという行為そのものなんだなぁと感じられました。
山研の水力発電の研究は、山小屋でも参考にされているということです。
山研委員わだこ記
2019年10月4日
明神岳主稜に行ってきました
前穂高岳から紅葉の涸沢を覗いてみようと思い、明神岳から登ってきました。
5峰の頭から明神岳主稜 |
気温がなかなか下がらないので、期待していなかったのですが。。。
今年もとってもキレイです!!涸沢!さすがです!
前穂高岳からは黄金平の紅葉も見えることに感動。
ガスガスで粘って撮った写真ですが、霞みぎみで、この感動が伝わるでしょうか。。。
奥又白方面も良さげ。
今週末をお見逃しなく!
そして来週8日は明神池のお船祭りです。落雁ではないところが松本らしい。
最後に、
管理人の元川さんが今期限りで退職されます。元川さんが作るさんけんの空間は心地良すぎて、「山、行かなくてもいいか。」と思ってしまうほどでした。
とても残念ですが、今後のご活躍とご夫妻のお幸せをお祈りしています。そして、またいつか、上高地に戻ってきてくれることを強く願っています。
さんけんの最終宿泊受入れは10月23日までです。
雨が降っても、来てみてください。楽しいこと、心が動くこと、いっぱいあります!!
見習い山研委員 山下
注意:このルートは一般登山道ではありません。経験、知識のない方は立ち入らないように注意願います。
2019年10月2日
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