2020年11月30日

イベント告知:エベレスト初登頂の謎に挑む「山岳史上最大のミステリー– マロリーとアーヴィンを捜して- 」

またまた、上高地とも山研とも関係ないのですが・・、Zoom講演(無料)のお知らせです。

以前ご紹介した、ジョージマロリーのこと・・(過去記事

マロリーとアーヴィンの1924年の登攀物語は登山の話という以上に、未知のものに立ち向かっていく冒険物語として心ひかれます。それが悲劇で終わったのならばなおさら・・。

さて、1999年にマロリーの遺体は発見されましたが、アーヴィンはまだエベレストで一人眠っているわけです・・。

そして、なんと驚いたことに、未だにこの謎を追い続けアーヴィンを捜し続けている人たちがいるという!!

2019年には私が知る限り、ナショナルジオグラフィックと、アメリカのディスカバリーチャンネルが捜索の遠征隊をだしていたのです。

で、長くなりましたが・・・マロリーを発見した1999年から2019年まで複数回捜索のためにエベレストを訪れた経験をもつ、米国のJake Norton氏を招き、Zoom講演を開催します。

なんと・・お茶の間でも大人気の天国じじいこと貫田さんもオープニングで挨拶くださる予定です。貫田さんは、マロリー等のストーリーにどんな思い入れがあるんでしょう。気になります。


今回は初めての通訳つき・海外ゲストを招いたZoom講演です。主催者のわたしたちJACも少し冒険しています。



エベレスト企画第3回「登山史最大のミステリーマロリーとアーヴィンを捜して-

当時の発見メンバーが語る執念の遺体捜索(逐次通訳付き)

(終了しました)

<日    時> 12月5日(土) 午前10:00- (最大2時間を予定)

<形式> Zoomを利用したインターネット上のセミナーです。

お申し込みはこちらから。

スピーカープロフィール

講師:Jake Norton

クライマー、写真家、映像作家、ライターであり、世界各地で講演も行っている。これまでエベレストに3回登頂、1999年にはジョージ・マロリーの遺体を発見したチームに登攀メンバーとして参加。映像作家としては、これまでに手がけたドキュメンタリー映画が3度受賞、2020年にはDiscovery のテレビ番組でマロリーとアーヴィン捜索を題材とした番組制作を手掛けた。国連の山岳パートナーシップのアンバサダーとして世界各地で山や山岳コミュニティを代表して講演も行っている。現在、米国コロラド 州Evergreen在住、2児の父・愛妻家でもある。




通訳:笹生博夫 

BBCなど外国TV局のニュース、ドキュメンタリー番組の取材、プロデュースに従事。外国特派員協会会員 通訳案内士。山岳関係の通訳実績:田部井淳子氏の海外講演や外国メディア取材通訳の他、ヒラリー卿、ダグ・スコット、クルトディームベルガー各氏の来日講演の通訳。登山歴は50年以上、現在は山スキーを中心に国内外で山行、 山岳スキー競技日本代表監督 山岳スキー 国際連盟公認審判。JAC会員、公社日本山岳スポーツクライミング協会山岳スキー委員長。

山研委員 わだこ記

2020年11月11日

2020年 閉所報告

 11/8をもちまして、私ども山岳研究所は閉所いたしました。

今年の閉所の様子をお届けします。

今年は、みつ!を避けねばということで少人数かつスピーディに、一方で閉所ノウハウの伝承も念頭に行いました。

まずは定番の雪囲い・・野澤副会長を筆頭に、超テキパキと完了。

そのあとは、高い場所の窓そうじです。脚立を目一杯に伸ばしての高所作業なんですが・・

山屋さんとしての技術と知恵がいきる瞬間です!


こちらの高橋名人も、2階から身を乗り出して(下は吹き抜けなので高いんです・・)換気扇掃除をしてくださいました。


2日目のメインは、水回り作業。各委員がやることをちゃんと把握しているので粛々と作業を進めます。

私は恒例の受水槽掃除をありがたく拝命しました🙄(小さなタンクに入るので小柄な人が向いてるんです)。

ワンシーズンたつと、こんなに泥だらけ・・。これをきれいに掃除して、凍結を防ぐためにきれいに水を拭き取ります。


拭いても拭いても追いつかない・・

もう嫌だ!!さぼったれー!とぼやいていたら、

すかさず高橋親方の檄がとびます。


仕事には厳しいけど、いつもニコニコ優しい高橋さん、みんなの頼れる親方です。


とまぁ、他にも書き切れないくらいいろんな作業を委員で分担しております。


さて。。

今シーズンは、開所からCovid-19の感染予防対策に悩み、今ほどウイルスの特性が分かっていなかった中、毎週のように委員会を開いて、利用ルールや開所時期を手探り状態で考えぬいたのは大変な経験でした。

一方で、オンラインでの委員会開催も始まって、首都圏外に在住の委員にも参加いただいたり、これからの山研が何をすべきかを真剣に考える機会にもなりました。

また、新たに山田管理人を迎え、そして今まで管理人を務めてくださっていた元川さんが委員に加わってくださったので、委員会全体がパワーアップしたように思います!

というわけで、振り返ると、今の私としてはなんか大変だった気もするけど、やりきったぞ、という気持ち🙏


いつも皆様の応援が励みになっています。今後もご期待ください。

山研委員長 わだこ記