19日夜に上陸しましたが、長野県内でもずっと南の方を通り過ぎ、上高地には大した影響はありませんでした。
さんけんの周りでは細い枝が吹き飛ばされたり、せっかく芽吹いたばかり、広がったばかりの葉が散らされたりしました。
台風よりもむしろ、その前の雨が厄介でした。
17日の明け方、短い時間でしたが激しい雨が降って、たちまち善六沢(水源)は濁り、その状態がしばらく続きました。
濁っただけでなく、ミニ水力発電を動かすには取水量が足りなくなってしまいました。
取水口が土砂で埋まったか、もしくはなにか不具合が生じたようでした。
そして、
台風の通過を待ってから、20日に水源に向かいました。
取水口はちょっとした滝状の上に設置しているのですが、パイプを支えていた落ち口(沢底)の石が落下してしまい、さらに取水口のネットがはね上げられていました。
一時的にどっと水かさが増えたためでしょう。
取水口のネットが半分ほど水面の上に出てしまっていました。
押さえてあった石は流された様子。
引っかかっていた枝や枯れ葉を取り除き、沢底を整え、石を転がしてきて押さえました。
下の写真のように、取水口はしっかりと水中に沈んでなければなりません。
ところで、
山で働くようになって、当然ながらずっと山にいるわけで、台風におびえることもあれば、過ぎた翌日の素晴らしい光景を目にするようにもなりました。
実は今回も、台風一過の写真をお届けできたらと期待したのですが、残念ながらからっと晴れることなく、その代わりの水源の写真となりました。
いずれ、またの機会に。
管理人 内野