日本山岳会上高地山岳研究所は5月3日に開所し、会員の皆様の利用を開始いたしました。
最近の感染症拡大の状況を鑑みると、ぜひお越しください、と言いづらい状況ではありますが・・・建物保全の観点からも無事に小屋に空気を通すことができてほっとしました。
今年もう一つうれしかったことは、水力発電を再開できたことです。
私たち山研は、水力発電をメインとした「研究所」です。
ただ昨年は開所時期が全国的に緊急事態宣言中にあたり、発電チームが来れなかったという事情もあり、また、地震も豪雨もあったため、発電を止めている状態でした。
水力発電は、自然を相手にした営みであり、定期的なメンテナンスが必要です。
というわけで、今回の開所は、必要最低人数で通常の開所、と水力発電作業、それから感染症対策のカーテン設置と、盛り沢山の内容となりました。
いつもなら2日がかり・10数名で取り組みますが、今回は半分強の人数で効率よくチームワークで進めました。
雪囲いはずしは、なんと2時間掛からず完了!
無我夢中すぎたのですが、写真を唯一撮った水力発電の様子をお伝えします。
1年半前の閉所ぶりにまずはホースを引っ張り出します。
沢沿いに固定します。
沢から引いた水をタンクに一度貯めます。