2019年2月24日

山研の本棚

だいぶ久しぶりのブログになってしまいました。

最近の私はというと、ちょっと、けがをしまして、家で過ごすことが多くなっています。
山に行きたいけれど・・時には家でのんびり過ごすのも、なかなか気に入っております。
音楽を聴いたり映画を観たり、本を読んだり。

今は、ハインリヒ・ハラーの「白いクモ」を読んでいます。
ハインリヒ・ハラーは、言わずと知れたアイガー北壁の初登頂者であり、「セブン・イヤーズ・イン・チベット」の作者でもあります。

私は、山岳会に入る前から「セブン・イヤーズ・イン・チベット」の映画が大好きで・・・原作はもっとおもしろいよ、と、山研委員の先輩に教えてもらい読んでからハラーの大ファンになりました。(「セブン・イヤーズ・イン・チベット」は映画ではチベットでの日々がメインに描かれていますが、そこに至るまでの経緯は、個人レベルでは20世紀最大の冒険だと私は思っています!)


で、この白いクモも、ずっと読みたくて探していたのだけどなぜか絶版で。
高い古書を買うのもなぁとためらっていたところ、なんと、山研の屋根裏で発見。
嬉しい!
というわけで、今ちょっとお借りしています。
(まだ読み始めたばかりですが・・尊敬するハラーが、私がさらに敬愛する槙有恒氏のことを「はじめて、アイガーとヒマラヤとを結びつけた登山家だった」と評していて感激しています。)



さてさて、前置きが長くなりましたが・・山研には自慢の書棚があります。
日本山岳会発行の「山岳」「山」はもちろん、上高地にまつわる資料や、山岳会会員執筆の書籍などなどが収められています。
(なお、正式に委員会からアナウンス予定ですが、会員の方からの資料受け入れについては、一定の制限を設けることになりました。)

山研はれっきとした「研究所」ですので、その名にふさわしい資料を充実させていきたいなぁと、密かに夢見ています。
皆さんにお手に取っていただきやすいような書棚にしていこうと思いますので、ぜひお立ち寄りの際に眺めてみてくださいね。

山研自慢の書棚


山研委員わだこ記

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