2020年4月3日

山岳史上、最も壮大で美しいミステリー

すでにご案内の通り、山研の利用開始が延期になり、ブログに書く上高地ネタも枯渇気味の(それでなくても、だいぶサボっていた)当さんけんブログです。

しかし、ペンは菌よりも強し。

今後、家で溜まりまくる鬱憤に比例して更新していく所存。

山研委員長(ちょっと前まで新米委員でしたが委員長になりました!)の裁量で笑、上高地や山研に関係ないことでも、書き散らかしていこうと思います。

さて、今回は、唐突に、ジョージ・マロリーについてです。
なぜなら、この本を読んだから。

そして謎は残った―伝説の登山家マロリー発見記


なぜか日本では、山に登る理由の問いの答えとして「そこに山があるから」と訳されて引用されることが多いですが、「(なぜエベレストに挑戦するのかと問われて)Because it’s there (エベレストがそこにあるから)」と言ったあのマロリー。

2020年は日本人エベレスト登頂50周年ということで、エベレスト関連を調べているうちに、この本を知りました。

私がマロリーについて知っていたのは、上述の有名な言葉と、エベレストで遭難死したということ。
しかし、マロリーが、なぜ世界中のクライマーから今もなお憧れられているその理由はわかっていませんでした。

さて、山を、そしてマロリーをよく知る人には、「Because it’s there」よりもこの言葉の方がしっくりくるのではないでしょうか。


“People ask me, 'What is the use of climbing Mount Everest?' and my answer must at once be, 'It is of no use.'There is not the slightest prospect of any gain whatsoever. Oh, we may learn a little about the behaviour of the human body at high altitudes, and possibly medical men may turn our observation to some account for the purposes of aviation. But otherwise nothing will come of it. We shall not bring back a single bit of gold or silver, not a gem, nor any coal or iron... If you cannot understand that there is something in man which responds to the challenge of this mountain and goes out to meet it, that the struggle is the struggle of life itself upward and forever upward, then you won't see why we go. What we get from this adventure is just sheer joy. And joy is, after all, the end of life. We do not live to eat and make money. We eat and make money to be able to live. That is what life means and what life is for.”
―George Mallory

「エベレスト登攀に何か「効用」があるのかと問われれば、私は「ない」と答えざるを得ない。(略)
人の心の中にあるこの山にチャレンジしたいという衝動や、人生を通じて高みへ、高みへともがくことを理解できないのであれば、なぜ我々が進むのかはわからないだろう。この冒険から得られるものはただの純粋な喜びであり、喜びとは、突き詰めれば、生きることの最終形でもある。
我々は食べるため、お金を稼ぐために生きているわけではない。私たちは生きるために食べて稼ぐのだ。それこそが人生が意味することであり、生きることの目的でもある。」
(参考訳です・・)

このマロリーの言葉は、山に自由に行けない今だからこそ、深く自分の中で響きました。
自分がどのように生きていきたいのかーーーこれまで山が教えてくれたヒントを、皮肉にも、この不自由な日々に思い出す最近の私です。

ああ、長くなってしまいました。本の内容については、次の記事で!

山研委員 わだこ記

2020年4月2日

135周年おめでとうございます⭐︎

最近の上高地のニュースといえば!
徳澤園が135周年を迎えられたこと。
1885年(明治18年)に創立されたんだとか・・

それを記念して、135年史が出版されました。
「世紀を超えて 徳澤園135年史」
菊地俊朗・上條敏昭著

菊地氏といえば、多くの北アルプスや上高地の著作がある著名な山岳ジャーナリスト。2018年ウエストン祭の講演を聞かれた方もいらっしゃるのでは?

そして、上條さんといえば上條さん、言わずと知れた4代目徳澤園の代表でいらっしゃいます。





(ああ・・ごめんなさい、写真のクオリティよ・・)

ああ、読むのが楽しみだぁ。読み終わったらまた感想を書きますね。
そして、上高地花図鑑も同時に出版されました。



こういう上高地散策に持ち運びできる図鑑欲しかったんです。嬉しいなぁ!


お求めは、徳澤園様のブログをご覧ください。徳澤に行くのが楽しみになります〜。

*4月27日追記:
この、「世紀を超えて」は、徳沢園のウェブショップ みちくさウェブショップでも購入できますよー →こちら

山研委員
わだこ

2020年4月1日

利用要領を改定いたします(2020年開所より)

利用日開始延期のお知らせに続きまして、お知らせです。

JAC会報「山」3月号15ページで告知させていただきました通り、山研利用要領に変更があります。

要旨は、下記の通りです。
・会員外の利用料金が千円増額(会員・会員外の料金差が従前の千円から二千円に変更)。
・団体料金の適用は、従前の10名から15名へ。
・これまで曖昧だった会員の「家族」の範囲を「生計を一にする同居者」と明記。
・一方で、開所期間は11月初旬まで延長し、会員の皆様がさらに利用しやすくなるよう、努めて参ります。

利用要領の全文につきましては、こちら をご覧ください。

これを機にぜひご家族・ご友人へJAC入会を勧めていただければ山研委員会一同嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。



山岳研究所運営委員会一同