2016年10月17日

穂高連峰は昔も今も変わらない


数年ぶりに山岳会の先輩に同行して上高地を訪れました。
2日間ともまずまずの天気で、山研をベースにゆっくりと上高地の散策を楽しみました。
先輩は旧制中学のころから北アルプスに登られ、上高地に関わる方たちとも交流があったとのことで昔話に盛り上がりました。
帰りがけに上高地温泉ホテルで開催されていた「千葉 潔展」を観賞しました。主として穂高連峰と上高地を描いた作品群ですが、夏の日に白く輝く岩肌と陰の部分とのコントラスが見事に表現されていて思わず見入ってしまいました。
大正池の立ち枯れの樹は少なくなりましたが、望む穂高連峰は昔も今も変わりません。

山研から近い岳沢湿原を訪れました。先輩は「昔からこんなところがあったかなあ」と、
当時は登攀ばっかり楽しんでいたので、このような光景は目にしなかったのでしょうか。
先輩の奥様も上高地の美しさに感激です。
夜は鶏鍋を囲んで、他のお二人連れも誘い込んで、地酒の「岩波」を呑みながら、
上高地の今昔を語り合いました。
翌朝、茨城支部の元気な一団が到着。


メンバーのお一人は、いまどき珍しい「パイプ党」。
年季の入ったスタンウェルや
BCを見せてもらいながら、しばらく「パイプ談義」に耽りました。

大正池の立ち枯れの樹は少なくなりましたが、穂高連峰は昔も今も変わりません。



管理人の元川里美さんは、上高地のことにいろいろと精通していて、水の味の違いも分かる人。「善六沢の水と清水川の水とは明らかに味が違う」とか。
朝の日本茶の味は清澄で、うっとりと安らぐおだやかな味わい。昨夜のウイスキーの水割りも格別なのどごしでした。


日本山岳会会員 松澤節夫(同行者 奥村邦夫ご夫妻、安井康夫山研運営委員長)

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