2014年6月15日

暖まるのは、部屋も、心も

6月半ばになっても、冷える朝晩など、上高地ではまだ暖房を点けることがあります。

食堂には薪ストーブがありますが、素早く暖まる灯油のファンヒーターがあるので、あまり出番はありません。
でも、やはりどっしりとした存在感があります。
梅雨空の日、寒いほどではないけれども、知らず知らずのうちに体が冷えてしまうようなときは、薪ストーブをゆっくり燃やすのが、暖かくなりすぎなくてちょうどいいくらいかもしれません。

そして、実は停電時にはこれだけが頼りなのです。いまや暖房にはファンが付いているのが主流で、それを回すのに電気の力が不可欠なので、さんけんの他のストーブは全て動かなくなってしまいます。
しかも、上高地への電線は山の中を通っているわけで、一度停電すると復旧までに時間がかかります。実際に、薪ストーブが非常用の暖房として何度も力を発揮しました。



ところであるとき、どなたかが油分やインクの含まれるゴミでも燃やしたのでしょうか、ガラスが真っ黒になってしまいました。いつもなら洗剤を付けて拭けば、わりと簡単にきれいになるのですが、今回は厚くコーティングされたようになっていて、少しずつ薄皮をはがすように、何度も何度も拭いて、何時間もかけて落としました。
このような汚れ方は初めてのことでしたが、くれぐれも薪以外のものを燃やさないようにお願いいたします。
半分きれいになりました
ちょうど作業に取りかかった日に、くわしい会員さんに「耐熱ガラスは鉄より丈夫」とのアドバイスをいただいて、スクレーパーを使う決心がつきました。おかげさまで作業をスピードアップできて、助かりました。


さて、薪ストーブの炎を見ていると、心まで温まるという声を聞きます。
たしかに、気持ちも和らぐように思います。

今ではそれが特別なことのようになってきましたが、当の薪ストーブにしてみれば、あたりまえのことで、むしろ、「今どきのストーブは空気だけ?気持ちは温められないの?」と不思議がるかもしれませんね。
あるいは、炎を見る感性のある人がまだまだいることを知って、喜んでいるかもしれません。

管理人 内野

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