2018年3月22日

冬の山研---焼岳スキー編

前回の開所準備編からの続きです。

山スキー初心者の私が、読者の皆さんをいざ、焼岳スキーの世界へご案内します。

私の汗と涙のスキー物語を、堀ちえみ@スチュワーデス物語と重ねて読んでください。

【あらすじ】
2017年1月にスキーを始めるも、プルークボーゲンも微妙なままシーズンが終わる。
20174月末に、当時のJAC副会長・現副会長にマンツーマンでサポートいただき春山スキーデビュー@三田原山をさせてもらうも、大苦戦。

黒歴史写真



悲しいときはこの写真を見て笑おう
ドジでのろまな亀、とN教官


・これではいかん、と、201712月シーズン初めから気合を入れる。現副会長お二人に直接特訓いただく、という幸運に恵まれる。
・が、スキー道は奥が深く、道の険しさを実感。ゲレンデでコソ練(=こっそり練習)に励む。
・最後の飛び道具として、奥志賀高原の某スキースクール通いを決意。しれっと会社の休みをとって合計7日(2+5日)通う。職場の人は、半ば呆れモード。働き方改革ばんざい!

【以下本編】
さて・・前夜お好み焼きで満腹になり、大量に残ったトマト鍋を胃に流し込んでいざ出発です!
***注:以下、本ブログ掲載の写真は、リーダー古野委員/リーダー撮影のものをお借りしております。


元気にハイクアップ!と行きたいところですが、カリカリの雪に苦戦し、私だけまともに登ることができず、スキーを担いで登りました・・





斜面がきつくなってきた・・!



古野リーダーとYさんは無事南峰に登頂。おめでとうございます!!


残りのメンバーは、サブリーダーとともに南峰のコルを目指す。

5番目でオタオタ登っているのが私

下堀沢をいざ滑走。


しかし・・ここからが大変でした。
今年は例年に比べて気温が高いということで、下堀沢は融雪が進んでいました。


デブリと落石



横滑りでずりずり降りれるところまで・・その後は、板を背負って下る・・・



堰堤がうまっておらず、懸垂下降



というわけで・・私の山スキー本格デビュー戦は、大冒険でした。
が、「怖い」という気持ちや不安は一瞬たりとも感じませんでした。緊張感を保ちつつも、笑顔のたえない山行となりました。
これはひとえに、強く優れたリーダー・サブリーダーが、11名という大所帯のパーティーを的確な判断と指導でリードしてくださったおかげでしょう。

私のような昨年始めたばかりの初心者でも、やる気に応えてくださり、引っ張りあげてくださる日本山岳会という組織の度量の深さ、そしてリーダー層の厚さには、ただただ感服するばかりです。
小屋番をしてくださった、安井理事、高橋委員にも、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
皆様ありがとうございました。

冒険は、続く・・・!

山研編集委員 わだこ記


2018年3月21日

冬の山研---開所準備編

4月25日の開所まで、残り1ヶ月あまりとなりました。

3月17日の週末に山研委員有志で、週末に開所前の準備、そして、翌日はバックカントリークラブ(BCC)のメンバーも交えて、焼岳スキーに行ってきました。

山研に着いて早々・・・地下の浴室(脱衣所)と女子トイレに水が漏れていることが発覚!

裏のベランダの氷が溶けて下に水が滴っている・・ということで、氷の除去に乗り出しました。

山研委員同期のえみちゃんと私
氷の除去といっても、一冬積もった雪が固まっているので、厚さは6,7cm以上。
まじですか・・・私の表情も固まりました(=_=)←こんな感じ 

高橋委員の指導のもと、ツルハシを使って端から砕いて行きます。

この際、はっきり言いましょう。山研委員の仕事は、地味で、きつくて、大変です。
でも、だからこそ、委員同士の絆も深まってみんな仲良しだし、やりがいもひとしおなんです♡
とっても楽しい!

さて、ツルハシ初体験の私・・・高橋さんがサクサク砕いているのを見よう見まねでやってみるけど、なかなかうまくいかない・・腰と腕だけが疲れていく・・汗もびっしょり。高橋さんは、私の倍以上の年齢のはずなのに、この差はなんじゃろな〜?

それもそのはず、高橋さんはプロで、山研の水まわりなどのメンテナンスを買って出てくださっています。他の山研委員の先輩方もそれぞれの専門性を活かし、山研運営に携わっています。


さて、氷と格闘した後は、善六沢に汲みに行きました。
今回は人数が多いのでポリタンク4つぶん、80L!

わっしょいわっしょい
暑いので柄杓を帽子がわりに
檄を飛ばす高橋先輩!もう一踏ん張り!


水を汲んだ後は、昼食の準備、そして、岳沢スキーに行っていたBCC組と合流して講習会です。
参加メンバーほぼ全員がそれぞれプレゼンをしました。安井担当理事に「山研と上高地との関わり」をご講義いただいたり、経験を踏まえた登山トレーニングの話に刺激を受けたり・・私は以前ブログにも書いた「芥川龍之介の槍ヶ岳山行」をテーマに、上高地の歴史と当時の登山事情を話しました。

えみちゃんのロープワーク講習はとってもわかりやすかった!

そして、お楽しみの夕飯。メニューはお好み焼き(と、定番の鍋)!人数が多いと、鍋やカレーになりがちですが、古野隊長の号令のもと、フライパンとコンロをフル活用して工場のように、あっという間に10数枚のお好み焼きを焼き上げました。あぁ、美味しかった〜!

次の日の焼岳スキーは・・次回へ続く〜!

山研新米委員 わだこ記

2018年3月16日

スーパーあずさE353系

新宿駅であずさの車両を見かけると胸の奥の方がキュンっとしてしまうのは、私だけじゃないはず!!
かつては東京駅に電車が開通しても、松本へは新宿駅から汽車で行ったのもです。そんなあずさも昨年末に新型車両E353系が導入されました。
明日のダイヤ改正から全てのスーパーあずさが新型車両となります。松本へそして上高地への旅がますます快適になりますね。3人集まれば、あずさ回数券でお得に指定席が取れます。(除外日がありますので注意してください)

E353系
憧れのグリーン車
荷物置き場ができました
松本へ行ってらっしゃい♪松本駅到着時の『まつもと~。まつもと~。』というアナウンスも大好きです!


そしてE351系は本日新宿駅20:00発スーパーあずさ33号を最後に定期運行を終了しました。今日の新宿駅9番ホームにはたくさんの鉄道ファンのちびっ子たち。負けないように一緒に写真を撮ってきました。

見習い山研委員 山下

2018年3月5日

山研委員課外活動:山形大学コーボルトヒュッテにおじゃましました

新米山研委員のわだこです。

私が山研委員会に入ったのは、山岳会での山行を通じて山小屋というものに興味を持ったから、というのが理由の一つなのですが・・・山小屋を訪ねるのが大好きです!

先日、山形大学のコーボルトヒュッテに、OBOGのコーボルト会の皆様にお招きいただきましたので、訪ねた時の様子をお届けします。全国の山小屋研究も山研委員の任務のひとつなのです(きりっ)

コーボルトヒュッテは、蔵王は地蔵岳の北八方沢源頭にあり、蔵王温泉スキー場のゴンドラを乗り継ぎ、スキーで少し下ると到着します。

コーボルト(Kobold)とは、ドイツ語で妖精という意味なのだそう。樹氷の中に可憐に佇むヒュッテは、まさに妖精のよう・・。





1969年に建てられた現在の小屋は、学生寮を建て替える際の廃材を譲り受けて作ったそう。山小屋の建材を自分たちで運ぶのって・・・とっても大変だったろうなぁ・・・。

中は、とってもオシャレな木造の吹き抜け。
オシャレさを伝える写真って難しい・・

外から見ると、小さな小屋に見えますが、13人が泊まっても十分広くて、水道と電気がないことを忘れるくらい、とっても快適に過ごせました。


夕飯は、あら汁とイカ大根という、凝ったメニュー。さすが先輩方、ヒュッテ生活を全力で満喫していらっしゃる。味がしみた瑞々しい大根(コーボルト会の方の畑で収穫されたものです!)は、今すぐまた食べたいくらい、美味しかったです。

美味しすぎて惚けた顔をしているのが、何を隠そう、私です)

夕飯を食べ終わってもまだ7時!山小屋の夜は長いのです。コーボルト会の皆さんに山の歌を教えていただいたり、山形大学が初登頂したMentokの報告書を見せていただいて、いろんなお話を聞いたり。
私が山小屋が好きなのは、こういう時間があるからなんだなー。



お花の季節は、ヒュッテの周りが一面のお花畑になるのだそう。季節を変えて、またお邪魔したくなるような、とっても素敵なヒュッテでした。


コーボルト会の皆様、ありがとうございました!ぜひ、山研にも遊びにいらしてくださいね!