2011年10月30日

閉所作業を行いました

10月も終わりが近付きますと、標高1500mの上高地では紅葉シーズンも終盤を迎えます。
穂高の峰には薄っすらと雪が積もり、山研のテラスからは葉を落とした木々の間から六百山が見えるようになります。朝晩の冷え込みも日増しに厳しくなり、ストーブが欠かせなくなる頃、山研も冬支度に入ります。



今回、初めての試みとして閉所作業に合わせ、山研で委員会ミーティングを開催しました。
これは、毎月の委員会を市ヶ谷のルームで開催しているため、出席メンバーがほぼ首都圏在住者に限定されており、支部委員や管理人を交えた意見交換の場を設ける必要があることから、関係者が集りやすい山研での開催となりました。


1029日(土)朝9時、担当理事2名と管理人を含め総勢20名が山研に集合、建物内清掃チーム、水周りチームおよび雪囲いチームの3チームに分かれ、秋空のもと手際良く閉所作業をこなしました。


 


作業終了後のミーティングでは今年度の活動報告に始まり、山研利用アップ対策、指導委員会の山研拠点の遭難防止対策プロジェクト概要説明、管理人からの業務報告などが行われ、フリーディスカッションでは研究施設として、会員の宿泊施設として山研のあるべき姿を中心に活発な意見交換がなされました。


今後、来期の開所までに利用要領の一部改定を含め、会員がより使いやすい山研へ改善を進めて行きますのでご期待ください。


委員長 柴山




追伸
前日にお泊りいただいた、多摩支部の荒井さん。
出発ギリギリまでお掃除お手伝いいただきありがとうございました。
委員一同、感謝しております。


2011年10月27日

さんけんブログはじめました



はじめまして。
見習い山研委員のやましたです。

もう、山研は閉所なのですが…、
ブログをはじめる運びとなりました。

上高地の様子、みなさんが山研で楽しく過ごしている様子などをお伝えしていきたいと思っています。
本格的に稼動する4月をお楽しみに!!

それまでは地味ではありますが、山研委員会の様子などをお伝えしていきます。



というわけで。
第一弾!!

本日、私は個人的な山行を兼ねて山研にきています。
この山行の様子を少し書かせて下さい。

山研ではおなじみ。ウェストン祭の山行、徳本峠越えにプラス霞沢岳に行ってきました。

私が山研委員になるときに、JACにご紹介いただいた大先輩から『徳本峠からの展望と言えば明神岳が絶品です。特に秋の紅葉の時期がよく、一寸他に比べる景色が無い様に思います。』とお手紙を頂きました。

絶対行きたい秋の徳本峠!!と思っていたのですが、残念ながら今年はすでに紅葉終わってしまったみたいです。

それでも、テント行の1泊2日です。

島々宿から入山。島々周辺はまだ紅葉しています。







二股より先はすっかり葉が落ちてしまっていますが、少し残る紅葉を見ながら、落ち葉がいっぱいに敷き詰められた島々谷を楽しく歩いてきました。

5~6月の大雨で登山道がだいぶ痛んでいましたが、補修が進み、今は通行可能です。
崩落地点を高巻する感じのところが多いので注意して通行します。

徳本峠からは透き通った空に明神岳から奥穂高、西穂高への稜線がきれいにみえました。

峠から霞沢岳方向に45秒行ったところに見晴らし台があります。
遮るのもがなく、明神岳を見るベストポイントです。



天気が良すぎたおかげで、夜はとても冷え込みました。
でも星空は格別にステキでした。


翌日は霞沢岳をピストン。

K1ピークまでは樹林帯ですが、この時期すでに葉が落ちていますので穂高を見ながら歩くことができます。

霞沢岳山頂。穂高が目の前にドドーン。焼岳がドドーン。


こんなにステキな場所があったなんて知りませんでした。

穂高はどれだけ見ていても飽きないのですが…、ピストンで往復7時間のコースタイム。しかも上高地に下るので、後ろ髪引かれながら山頂を後にしてきました。


そして今日は山研に泊まっています。
夕食のおすそ分けを頂いたり、楽しい会話で楽しい夜を過ごしています。
明日の早朝サンポも楽しみにしています。

こんな風に山研で過ごされてみてはいかがでしょうか。